オオクワガタ幼虫の飼育記録のPart1です。
今回から実際にオオクワガタの幼虫を飼育した様子をご紹介していきたいと思います。
上手く育ってくれれば来年の夏くらいまでには成虫へと羽化してくれるでしょう。
これからオオクワガタ幼虫の飼育を始めてみたいっていう方は是非ご参考ください。
オオクワガタ幼虫の飼育方法については、
でもご紹介していますので、よろしければチェックしてみてください。
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飼育するのはオオクワガタの幼虫3頭!
今回飼育するのはこちらの3頭の幼虫です。
ちょっと見た感じでは3頭ともオスっぽいのですが、今から楽しみです。
ちなみに3頭とも2017年7月頃に孵化した3令幼虫です。ここまでは発酵マットで飼育してきました。ちょうど菌糸ビンへ投入するには良い時期なので、菌糸ビン飼育で成虫へ育ててみたいと思います。
菌糸ビンへ投入する前に体重を測定しました。
菌糸ビンへ投入する前に幼虫の体重を測定してみました。11月13日現在、幼虫の体重は4.1g、4.6g、6.1gでした。幼虫の体重を測定するなら0.1g単位まで測れるデジタルのものがおススメです。
それでは菌糸ビンへ投入してみましょう!
ではこの3頭の幼虫を早速菌糸ビンへ投入してみましょう。
使用する菌糸ビンは大夢プロスペックの800㏄です。大夢プロスペックはオオヒラタケ菌を使っていて昔からオオクワガタ飼育には実績の高い菌糸ビンです。温度変化にも強く管理しやすいのが特徴です。透明ボトルのため側面から観察がしやすく初心者の方にもおススメですのでぜひ試してみてください。
オス・メスに関わらずオオクワガタの場合は3令幼虫になったら800㏄へ投入するのが良いです。
【大夢プロスペック 800㏄】
まず菌糸ビンの蓋をあけます。蓋の間にビニールがかませてある場合がありますが、ビニールは取り除きます。そしてスプーンで幼虫よりも一回り大きな穴を掘ります。
掘った穴の中に幼虫を入れます。幼虫は直接手で触れずに必ずスプーンで扱うようにしましょう。
あとは幼虫が自分で潜っていきますので、蓋を閉めて様子をみます。幼虫はすぐに潜っていくものもいますが、なかなか潜らないものもいます。だいたい数時間もすれば潜っていくので心配はいりません。念のため時々様子をみて潜ったかどうか確認します。
幼虫を投入した菌糸ビンには投入した日や体重など分かるように記載しておきます。
そして室内の直射日光の当たらずにできるだけ温度が安定する場所に置いて飼育していきます。
オオクワガタ幼虫は冬季に温度が低くなると活動が鈍くなります。18℃を下回ると活動が鈍くなっていき、15℃からさらに下がるとどんどん活動しなくなっていきます。活動しないとエサをあまり食べませんので成長も遅くなります。
菌糸ビン投入から1週間後
菌糸ビンへ幼虫を投入してから1週間ほどが経過しました。様子をみていると菌糸ビンの上部にキノコが生えてきました。
これは菌糸ビンがオオヒラタケやヒラタケなどのキノコ菌を植菌しているため、キノコが生えてくることがあります。特に一日の温度変化が大きいときに生えやすくなります。時期でいえば秋から冬にかけてや春先などです。
幼虫に直接の害はありませんが、生えたキノコが菌糸ビンの栄養をとってしまいますので取り除きます。また、あまりキノコたくさん生えると菌糸ビンの通気孔を塞いでしまうことがありますので注意が必要です。小まめに観察してあげましょう。
3本のうち1本は菌糸ビンの側面から生えてきました。これはさすがに取り除けないのでこのまま様子をみます。
幼虫が菌糸ビンのオガを食べていくと側面の白い部分が茶色く変わっていきます。まだ投入から1週間ですが一部分が茶色くなっています。
幼虫が食べた痕を「食痕」といいます。茶色い部分がビン全体の6~7割くらいまで拡がったら菌糸ビン交換の目安です。また、外側からあまり変化がみられなくても「居食い」といって外から見えない内側の部分だけを食べ進んでいることもあります。菌糸ビン自体が活きてますので、時間が経つとどんどん劣化していきます。2~3ヶ月くらい経過したら交換するのが良いです。
ではまた菌糸ビンや幼虫に変化があったら随時ブログにアップしていきますね。次回は次の菌糸ビン交換のタイミングになると思います。
今日はこのへんで。
それではまた!