オオクワガタの一生を紹介!成長毎に姿を変える不思議さがスゴイ。

オオクワガタの一生を紹介!成長毎に姿を変える不思議さがスゴイ。

オオクワガタの一生ってよくよく考えてみるとホントに不思議です。

普段から飼育しているとそれが普通になってしまいますが、成長段階によってその姿を変えて育っていく様子は神秘的ともいえます。恐らく初めて見る人は驚くでしょう。

今回はオオクワガタの一生について紹介します。

何といっても目の前でどんどん変わっていく様子を観察できるのがオオクワガタ飼育の魅力です。

それでは詳しくみていきましょう。

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オオクワガタの一生とは?卵から成虫への流れ。

オオクワガタに限らず他のクワガタやカブトムシも共通ですが、卵から成虫になるまでにその姿を大きく変えて成長します。

これを完全変態といいまして、流れとしては次のとおりです。

卵(孵化)→幼虫(初令・2令・3令)→蛹(蛹化)→成虫(羽化)

わかりやすく写真でみてみましょう。

オオクワガタの一生の流れ

同じ虫なのにこんなに形を変えて成長するってスゴイですよね。それも早ければ1年経たずに成長を遂げるんです。

ちなみに昆虫には蛹を経ずに『幼虫から成虫』へ成長する種類もいまして完全変態といいます。トンボやバッタなどがそうですね。

それぞれの特徴をみていきましょう。(※今回は飼育下での場合になります。)

オオクワガタの一生 卵から幼虫へ孵化(ふか)

オオクワガタ 卵から幼虫へ孵化

オオクワガタの卵はやや黄色っぽい白色で大きさは2mmほどです。卵の殻を破って幼虫が出てくることを孵化(ふか)といいます。孵化に近づくにつれ少しずつ大きくなります。

卵が孵化するまでには産卵してから約2週間ほどかかります。

卵を飼育することはあまりありませんが、産卵して日が浅いうちに産卵木を割り出すと卵が出てくる場合があります。その時はプリンカップに発酵マットを入れて孵化まで管理するのが一般的です。

オオクワガタの一生 幼虫期間(初令~3令へ)

オオクワガタの幼虫期間は3段階に分かれます。脱皮を繰り返すことで大きく成長していくんですね。

初令幼虫
オオクワガタ 初令幼虫

卵から孵化したばかりの幼虫は初令幼虫(しょれい)または1令幼虫(いちれい)といいます。孵化直後は頭も体も真っ白で、徐々に色づいてきます。

大きさはまだほんの数ミリほどで気をつけないと潰してしまうほど小さいです。まだ生命力自体も強くないので注意が必要な時期になります。

約3~4週間ほどで2令幼虫へと脱皮します。

2令幼虫
オオクワガタ幼虫 2令

2令幼虫(にれい)になるとエサを食べる量が増えてきます。体はまだまだ小さいですが早い個体だとオス・メスの違いが分かる場合もあります。

約3~4週間ほどで3令幼虫へと脱皮します。

3令幼虫
オオクワガタ幼虫 3令

幼虫期間で一番長いのが3令幼虫です。この時期にグングン成長して体も大きくなります。大きく育てばその分大きな成虫になりますので、大型を目指すなら一番重要な時期です。

またオス・メスの判別もつくようになります。蛹になるまでの期間は目安として6ヶ月~8ヶ月くらいでしょう。

成長期間はオス・メスの違いや温度など飼育環境によっても大きく変わってきます。これは初令や2令の成長期間でも同じことがいえます。また野生の幼虫はもっと時間がかかる場合が多いです。

オオクワガタ幼虫の初令~3令の特徴や違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

オオクワガタの一生 幼虫から蛹へ

蛹になった様子

3令幼虫の後期になると幼虫は蛹になるための部屋をつくります。それを蛹室(ようしつ)といいます。上の写真のように自分の体より一回り大きな横長の空間がそうです。

この空間の中で幼虫から蛹へという一番大きな変化を遂げます。

蛹室をつくった幼虫は体が徐々にシワっぽくなり伸びたような状態で移動しなくなります。この蛹になる直前の幼虫を前蛹(ぜんよう)といいます。

前蛹になると10日~2週間ほどで蛹化(ようか)します。蛹になるとあとは成虫へ羽化(うか)するのを待つだけです。目安として3~4週間くらいで羽化します。温度やオス・メスの違いで期間は変わる場合があります。メスのほうが早く羽化しやすいです。

蛹の状態がオオクワガタにとっては一番デリケートな時期です。強い振動を与えたりすると死んでしまうこともありますので静かに見守るのが大切です。

蛹から羽化するまでの飼育方法についてはこちらの記事をご参考ください。

オオクワガタの一生 成虫へと羽化

オオクワガタ メス 羽化直後

羽化直後はまだ上羽は白く頭も赤っぽい色をしていますが、日にちが経つにつれて黒くなっていきます。また体もまだ柔らかいため注意が必要です。

だいたい1ヶ月も経てば触っても大丈夫な状態になります。

成虫に羽化してもすぐにエサは食べません。オオクワガタの場合は約2ヶ月~3ヶ月くらいでエサを食べるようになります。エサが必要になると自分から蛹室を壊して外へ出てきます。

エサを食べ始めるまでの期間はクワガタやカブトムシの種類によってもだいぶ異なります。中には1年近く食べない種類も。

オオクワガタ オスの取り出し

オオクワガタの羽化後の管理についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

オオクワガタ成虫の活動について

オオクワガタ成虫のライフサイクル

最後にオオクワガタ成虫の活動について紹介します。

クワガタやカブトムシは夏が終わると死んでしまうイメージがありますが、オオクワガタは国内のクワガタで一番長生きしやすい種類で、寿命は飼育下だと約2~3年くらいになります。長寿の個体だと3年以上生きる場合も。

1年のうち季節によってオオクワガタの活動には変化が出ます。

春(3月~4月)・・暖かくなって冬眠から目覚め活動を始める時期。

 

夏(5月~9月)・・活動期で交尾・産卵に適した時期。

 

秋(10月~11月)・・気温の低下とともに徐々に活動も鈍くなります。

 

冬(12月~2月)・・エサを食べずに冬眠します。

飼育下の場合は羽化時期や飼育温度によっても変わってきますが概ねこのような感じです。例えば飼育温度が常に20℃以上なら冬でも冬眠せずにエサを食べ続けます。

冬眠についてはこちらの記事をご参考ください。

まとめ

オオクワガタの一生について紹介しました。

卵から幼虫、そして蛹から成虫へと激動の変化を遂げるオオクワガタ。また成虫になっても季節により活動に変化が出ます。

飼育しているとその変化を間近で触れることができますので、オオクワガタ飼育が人気なのも分かりますよね。

子供の頃には手が届かなかったオオクワガタですが、実は温度変化にも強く寿命が長いためクワガタを初めて飼育する方への入門種として一番おすすめなんです。

野生のオオクワガタを採集するのは困難ですが、専門店などからすぐに購入できます。

ぜひ実際にオオクワガタを飼育してみてこの感動を体験してみてください。お子さんと一緒に飼育するお父さんも多いですよ。

今日はこのへんで。

それではまた!

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