オオクワガタを長生きさせる7つのコツ【弱らせないために】

オオクワガタを長生きさせる7つのコツ【弱らせないために】

オオクワガタは国産のクワガタムシの中では最も寿命が長いクワガタです。

飼育下の場合、目安としては約1年~2年、長ければ3~4年生きることもあります。

これは他の国産クワガタと比べると寿命の長さという点では頭一つ抜け出ています。

温度変化や乾燥に強く、穏やかで静かな性質が長寿の要因になっているのではないでしょうか。

とはいえオオクワガタも生き虫。

何をしたって長生きするというわけではありません。

特別難しいことではありませんが、今回はオオクワガタを弱らせないために長生きさせる7つのコツについて紹介します。

スポンサーリンク



オオクワガタを長生きさせる7つのコツとは?

オオクワガタを長生きさせる7つのコツは次のとおりです。これはオオクワガタに限らず他のクワガタやカブトムシにもほとんど当てはまります。

1、飼育環境を整える

 

2、温度・乾燥に気を配る

 

3、水分の多いエサ(果物)を与えない

 

4、交尾・産卵をさせない

 

5、他のクワガタと一緒に飼育しない

 

6、冬眠させる

 

7、転倒防止材を入れてあげる

では1つずつ詳しくみていきましょう。

飼育環境を整える

オオクワガタの成虫の飼育方法 セット完成

まずはオオクワガタに適した飼育環境を整えてあげましょう。

といっても特別なことは必要ありません。

飼育ケースはコバエシャッターなど昆虫専用のものを使い、管理マットはオオクワガタの好む広葉樹マットを選びます。

エサは昆虫ゼリーを与えましょう。

オオクワガタやカブトムシ用の飼育用品はいろいろ考慮されて開発・販売されているもの。

専門店が取り扱う飼育用品を使って環境を整えてあげるだけでも長生きしやすくなります。

成虫の飼育方法についてはこちらの記事もご参考ください。

温度・乾燥に気を配る

温度・湿度に気を配る

オオクワガタは高温や低温の温度変化にも比較的強いです。

とはいえ極端な温度下では負担も大きくなりますし場合によっては死んでしまいます。

温度計や湿度計などで計測する必要はまったくありませんが温度に関しては次の2つは気をつけましょう。

夏季なら30℃以上は超えないようにする。

 

冬季なら凍結はNG。

このあたりはきちんと守りましょう。特に夏場の暑さのほうが負担がかかりやすいので。

屋外飼育は気温の変化が大きいので避けましょう。室内のほうが長生きします。また直射日光は厳禁です。

湿度に関してはケース内がカラカラに乾燥していなければOKです。

管理用マットが乾いてきたら霧吹きで湿らせてあげましょう。夏場はケース内が蒸れない程度にします。

冬眠中は長期間マットに潜ったままになりますのでうっかり乾燥させやすくなります。2~3日に1回はケース内の状態をみてあげましょう。

水分の多いエサ(果物)を与えない

水分の多い果物を与えない

カブトムシやクワガタムシのエサって『スイカ』や『メロン』などをイメージされる方も多いです。

家族で食べて残った部分をあげたりとか。

水分の多い果物は排泄物が多くなったり水分を取り過ぎたりで良くありません。

どうしても果物をあたえたい場合は『バナナ』がいいでしょう。

でも一番のおすすめはやはり『昆虫ゼリー』です。カブトムシやクワガタムシのエサをしてつくられていますので水分量や栄養素が適しています。

オオクワガタも生き虫ですのでエサは長生きさせるうえでとても重要になります。

交尾・産卵をさせない

オス・メスが餌場で一緒になる

長生きさせるコツでいえば『交尾・産卵をさせない』ことも重要です。

交尾・産卵すると体力を大きく消耗します。特に産卵後のメスは寿命が短くなりやすいです。

ただオオクワガタや他の生き物もそうですが『次世代を残す』というのが本能。

なのでここは飼育する側の考え次第なのかなと思います。

交尾・産卵させた場合には高たんぱくゼリーを十分に与えて体力をつけさせてあげましょう。

他のクワガタと一緒に飼育しない

他のクワガタムシと一緒に飼育しない(同居させない)

他のクワガタムシと一緒に飼育しないことも大事です。

一緒のケースで飼育するとオス同士ならケンカしちゃいますし、オス・メスなら交尾します。メスは一度交尾すれば十分ですがオスは繰り返し交尾しようとするんです。

「ケースに1匹だけじゃ何だか可哀そう・・」

と思われるかもですが、寂しくて弱ってしまうことはありません。

逆に逃げ場のない狭いケース内でずっと一緒だと弱いほうが殺されてしまうこともありますので。

自然界ならいくらでも逃げれますからね。

オス・メス同士でも交尾させる時以外は別々に飼育しましょう。仕切りをつけるのもおすすめです。

冬眠させる

オオクワガタは冬季には温度が低いと冬眠します。逆に温度が18℃~20℃以上あると冬でも活動を続けてエサを食べます。

冬眠するのは種類によってかわってきます。ノコギリクワガタやミヤマクワガタ(活動後)、カブトムシは越冬する前に寿命がきますので冬眠しません。

オオクワガタを冬眠させたほうが良いのかは飼育する方によっても考えはまちまちです。

ただずっと活動をさせるとその分寿命は短くなることがある可能性は考えられます。

なので冬眠させたほうが長生きしやすくなると思われます。(冬眠後のエサの与え忘れは気をつけましょう。マット上に出ていたらエサを食べます)

冬眠方法についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。

転倒防止材を入れてあげる

オオクワガタの冬眠(越冬)方法 エサと転倒防止材を置く

オオクワガタや他のクワガタ・カブトムシもそうですがケース内で飼育しているとよくひっくり返ります。

そして一度ひっくり返るとすぐに起き上がろうと足をばたつかせてもがきます。

自分でひっくり返っているのが分かるんですね。野外だと外敵に狙われやすいので本能でしょうか。不思議です。

ところが起き上がるのが下手なんです。

何もない平らな場所だとずっと起き上がれずにバタバタしちゃいます。体力を消耗しますので良くありません。

そのため転倒防止材になるような木枝や落ち葉などを、どこで転んでも起き上がれるように置いてあげましょう。

飼育してると木枝などをオオクワガタが動かしちゃいますので時々配置バランスをみて直してあげましょう。

まとめ

オオクワガタを長生きさせる7つのコツを紹介しました。

もう一度まとめると次のとおりです。

1、飼育環境を整える

 

2、温度・乾燥に気を配る

 

3、水分の多いエサ(果物)を与えない

 

4、交尾・産卵をさせない

 

5、他のクワガタと一緒に飼育しない

 

6、冬眠させる

 

7、転倒防止材を入れてあげる

どれも難しいことではありませんが長生きさせるには重要なポイントです。

ぜひ試してみて下さい。

 

今日はこのへんで。

それではまた!

オオクワガタ販売・通販のビートルファーム 各種クワガタムシ・カブトムシや飼育用品もご販売!!