オオクワガタ成虫の体(からだ)について【この部分なんて呼ぶの?】

オオクワガタ成虫の体(からだ)について【この部分なんて呼ぶの?】

オオクワガタには体のそれぞれの部分に名前がついています。

それらの名前は飼育をする上で知っておくと何かと便利です。ネット上の情報を調べる時やオオクワガタを購入する際に役立ったりします。

たとえばネット通販でオオクワガタを購入しようとしたとき「右後足のフセツ麻痺」みたいな説明があっても知らないと「?」になってしまいますよね。

すべてを覚える必要はありませんが、今回は初心者の方が知っておきたいポイントを挙げて紹介したいと思います。

オオクワガタを例にしていますが他のクワガタも基本的には同じになります。カブトムシの体は異なる部分が多いですのでまた別の記事で紹介しますね。

それではみていきましょう。

 

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オオクワガタ成虫の体(からだ)について 各部分の呼びかた

大アゴ(おおあご)

オオクワガタ 大アゴ

大アゴの有無はクワガタムシとカブトムシの一番大きな違いといえるかと思います。

よく言われるのが「ハサミ」ですね。たぶん一般の人はほとんどハサミとよんでいると思いますが「大アゴ(おおあご)」とよびます。

メスにも小さいですが大アゴがあります。オスの大アゴは餌場の奪い合いなどで他の昆虫を威嚇・攻撃するときに役立ちます。メスの場合はケンカよりも産卵する際に材を削ったりする時に使います。

大アゴは飼育していると摩耗したり先っぽが欠けたりする場合があり、販売時に「大アゴに欠けあり」みたいに表記されたりもします。

内歯(ないし)

オオクワガタ 内歯

内歯(ないし)とは大アゴの内側にある歯のことです。オオクワガタは左右1本ずつしかありませんがクワガタによってはたくさんある種類もいます。

複数ある場合は根元から「第一内歯」、「第二内歯」と数えていきます。内歯が無いクワガタもいます。

また同じ種類のクワガタでも体のサイズによって発達具合が変わってくる場合があります。

例えば同じギラファノコギリクワガタでも下のように体のサイズによって内歯の形状がだいぶ変わってきます。

ギラファノコギリクワガタ 内歯の比較

もはや違うクワガタのようですよね?でも同じ種類・産地のギラファノコギリなんです。

基本的には大型になるほど大アゴや内歯は発達していきます。

その発達具合に合わせて「大歯(だいし)」・「中歯(ちゅうし)」・「小歯(しょうし)」と分けることが多いです。

オオクワガタも「大歯型(だいしけい)」と「中歯型(ちゅうしけい)」ではだいぶ形が変わってきます。

また体の大きさに関わらず大アゴの長さに長短が出る種類もいます。それぞれ「長歯型(ちょうしけい)」・「短歯型(たんしけい)」といいます。

このあたりについてはまた別記事で詳しく紹介しますね。

触覚(しょっかく)

オオクワガタ 触覚

クワガタの触覚はいくつもの節に分かれていて体側から第一節、第二節と数えていきます。ほとんどのクワガタは全部で10節あります。

オオクワガタの触覚 第一節と第二節

第一節と第二節の関節部分で曲がるのが特徴でこれはカブトムシとは異なる部分です。先端には細かく分かれた器官があります。

稀に触覚の一部が欠けたりもしますので購入する際にはチェックしましょう。

触覚は「におい」や「振動」を感じたり他のクワガタの性別なども判断するなど重要な役割をもっています。

頭楯(とうじゅん)

オオクワガタ 頭楯

大アゴの間にある部分を頭楯(とうじゅん)といいます。口がついているところです。

頭楯はクワガタの種類によって特徴が異なったりするので種類を見分けるときの判断ポイントになることがあります。

複眼(ふくがん)

オオクワガタ 複眼

複眼(ふくがん)は目の部分のことをいいます。普通に目と呼ぶことが多いです。クワガタは1対の複眼をもちます。どの程度の視力があるのかは分かりませんが、それほどよく見えてはいないものと思われます。

通常は黒色をしていますがごく稀に突然変異で白色などの個体が出ることがあります。明らかに色が異なる個体は「ホワイトアイ」や「レッドアイ」などと呼ばれ通常の個体よりも高価格になることがあります。遺伝的な要素になるため、例えば白目同士のオス・メスをかけあわせるとまず100%の割合で白目の子供が産まれます。

タランドゥスのホワイトアイ
写真はタランドゥスのホワイトアイ(白目)です。

頭・前頭(ぜんとう)

オオクワガタの頭・前頭

クワガタの頭にあたる部分で前頭(ぜんとう)といいます。「頭部にディンプル(凹み)があります」という記載があればこの部分にあるということです。

前胸背板(ぜんきょうはいばん)

オオクワガタ 前胸背板(ぜんきょうはいばん)

ちょうど体の真ん中部分のことを前胸背板(ぜんきょうはいばん)といいます。

クワガタの種類によっては前胸背板に特徴が出るものがいまして、特に有名なのがタイワンオオクワガタです。前胸背板のサイドラインの形状によって「Gタイプ」・「Cタイプ」に分けられます。

詳しくはこちらの記事をご参考ください。

上羽(うわばね)

オオクワガタ 上羽

上羽(うわばね)は飛ぶときに開きます。上羽の中には後羽(うしろばね)が折りたたまれています。

羽を広げたミヤマクワガタ

上羽は羽化する時にディンプル(凹み)やシワがつきやすい部分になります。シワ程度ならついていても寿命などに影響することは通常ありませんが、気になる人は購入する際に確認しましょう。

前足(まえあし)・中足(なかあし)・後足(うしろあし)

オオクワガタ 前足・中足・後足

クワガタの足は前足・中足・後足が2本ずつ計6本ついています。大アゴのほうから『前足→中足→後足』です。すべての足は胸部からはえています。

足は3つの節に分かれていて、特に先端の『ふ節(フセツ)』部分はよく使われますので覚えておきましょう。

オオクワガタのフセツ

フセツの部分は他の部分と比べると欠損したり麻痺しやすいところです。また先端には鋭い爪が2本ありますがここも欠けたり麻痺することがあります。

購入する際にはしっかりとついているか、動くかどうか確認すると良いでしょう。

まとめ

オオクワガタ成虫の体(からだ)について各部分の名前や特徴を紹介しました。

学問的にはもっと細かいですが飼育する上ではこのくらいを押さえておけば十分です。特に次の部分はしっかり覚えておきましょう。販売時などによく使われる言葉です。

大アゴ(おおあご)

 

内歯(ないし)

 

触覚(しょっかく)

 

眼(め)

 

上羽(うわばね)

 

足・フセツ

今回はオオクワガタを例に紹介しましたが他のクワガタも基本的には同じです。カブトムシはまた大きく異なる部分も多いため別記事で紹介しますね。

今日はこのへんで。

それではまた!

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