オオクワガタを飼育していると「エサ皿(餌皿)って必要なのかな」って思いませんか?
エサ皿というのはクワガタ・カブトムシ用のエサである昆虫ゼリーを入れる飼育用品です。
結論からいうと上記のとおりです。
今回はエサ皿の役割や種類について詳しく紹介したいと思います。
目次
エサ皿の種類について
エサ皿は昆虫ゼリーを入れるための飼育用品です。おもに次の用途で種類があります。
[ゼリーのサイズ]・・16g・18g(ワイド)・60gなど昆虫ゼリーのサイズ別
[素材]・・天然木を資料した木製、プラスチック製など素材別
[観賞用]・・インセクトシェルターなどクワガタが隠れる穴など備えたもの
これは使用している昆虫ゼリーのサイズに合わせたものをそのまま選べばOKです。一般的に多く販売されているのは16グラムです。
主に木製かプラスチックがあります。木製は重量感があるので安定しやすいですがカビや汚れがつきやすいです。プラスチックはカビが生えず洗いやすいのがメリットですが軽いので大きいクワガタにはひっくり返されたりすることも。
インセクトシェルターなどテラリウム目的にオオクワガタが隠れる穴などを備えた天然木にゼリー穴がついているタイプです。他のエサ皿と違い大型なので飼育ケースに収まるか確認しましょう。
エサ皿の役割について
エサ皿はゼリーを固定するためのものですがその他にも役割がけっこうあります。
■エサをひっくり返さないようにするため
■転倒防止の役目
■ペアリング(交尾)時に役立つ
■エサ皿の真下が隠れ場になる
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
エサをひっくり返さないようにするため
エサ皿の一番の役割はオオクワガタがエサをひっくり返さないようにするためです。
エサ皿を使わずに昆虫ゼリーだけいれておくと時々オオクワガタがゼリーをひっくり返してしまいます。するとマットが汚れますのでケース内が不衛生になりやすいです。
またゼリーがマットに埋まってしまってエサが食べづらくなったりすることも。
エサ皿を使うとそういったことがほとんど防げますので便利です。
転倒防止の役目
オオクワガタはケース内で動き回るとよくひっくり返ります。ただクワガタは自分で起き上がるのがすごく苦手です。
何も掴まるものがないといつまでも足をバタバタさせて頑張って起き上がろうとします。そういった時に足場になるように転倒防止材などの木枝をいれておきますが、エサ皿もそういった役目にもなります。
ペアリング(交尾)時に役立つ
オオクワガタのオスとメスを交尾させる際には数日間同じケースで同居させるのが一般的な方法です。その時にエサ皿が役立ちます。
メスがエサを食べているところにオスがきて交尾することが多いです。エサ皿があれば餌場として固定できるのでオスとメスが出会いやすいですし、足場があったほうが交尾しやすいメリットもあります。木製の2穴タイプだと安定感があります。
エサ皿の真下が隠れ場になる
エサ皿を使って飼育しているとよくわかりますが、昼間や越冬中のオオクワガタってけっこうエサ皿の真下に潜っていることが多いです。
警戒心の強いオオクワガタの習性で隠れ場を探します。エサ皿の真下がそういった場所になるんですね。
交尾後のオス・メスが仲良くエサ皿の下に潜んでいることもあります。
エサ皿にカビが生えたらどうすればいい?
天然木のエサ皿は水分を含むとカビが生えることが多いです。これは致し方ないところで防ぐことはできません。
カビが直接オオクワガタの成虫に影響を与えることはまずありませんが、カビが生えたものを放置しておくのも衛生的に嫌ですよね。
その場合はエサ皿を水道水で洗ってカビを落とし天日干しして乾燥させれば問題なく再利用できます。しっかり乾燥していないとすぐまたカビが生えるので気をつけましょう。
新品のエサ皿に交換してもカビは生えますので洗って使い続けるのがいいでしょう。何度か洗っているとカビが生えにくくなる場合もあります。
エサ皿は飼育に必ず必要というわけではありません。
オオクワガタに重要なのはエサを食べることですので、そういった意味からいえばエサ皿は絶対に必要というわけではありません。
もし飼育している頭数が多いのならすべてにエサ皿を用意するのも大変でしょう。また天然木のエサ皿だとカビが生えたりするため定期的に洗ったりするのも手間がかかります。
コストなどを考慮して使うか決めても問題ないと思います。
まとめ
オオクワガタにエサ皿(餌皿)って必要なのかどうかについてエサ皿の種類や役割を紹介しました。
役割についてまとめると次のとおりです。
■エサをひっくり返さないようにするため
■転倒防止の役目
■ペアリング(交尾)時に役立つ
■エサ皿の真下が隠れ場になる
エサを固定する以外にも役立つ役割がけっこう多いのであると便利です。
でも無くても飼育できないことはありませんのでそこは目的に合わせてでOKと思います。
今日はこのへんで。
それではまた!